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タミヤ 1/24 ポルシェ962C PORSCHE962C 製作記 その3

こんにちは。claymodelsです。

前回、思わぬハプニング発生しましたが「災い転じて福と為す」ように作業したいと思います。

956のキットからギアボックスとサスペンション一式を移植したことによって、956を製作したときに自作したパーツも使うことにしました。
 
それでは、足回りから決めていくことにしましょう。
 
まず、ホイールを作り直します。88年のワークス962Cは「speedline」の6本スポークを装着しています。
さいわい、956の一部のキットはリアがスポークタイプなので、それを流用します。
リムとスポークを切り離しました。
Modify the wheels. “speedline” 6 spoke.

前輪もスポークタイプに変更します。
The front wheel also makes a spoke wheel.

完了です。
It’s completed.

次にギアボックスに手を加えます。
トランスアクスルケーシングのカバーを作り直します。
Transaxle right side casing.

956キットのオリジナル。
Original.

実物の画像。

いつものように「ミニ旋盤」で加工します。円盤状に削ったら、
As usual.

図面を元に作成したテンプレートデカールを貼り付けます。
The decal of the template.

画像はありませんが、デカールを貼り付けたらいったん取り外します。そして穴と溝を加工します。穴加工は問題無いとしても、溝はある程度深く掘らないといけません。実物の画像を見てもらえればわかると思いますが、この溝にはリブとなるプラ板をはめ込みます。ただ、実物にはいくつかの段が設けられているのでその分の深さが必要になります。通常、溝加工のさいは「BMCタガネ」を使っていますが、深く加工しようとすると斜めに掘れてしまったり、幅が広がってしまったり、曲がりやすくなってしまいます。そこで、ある程度当たりをつけたらエッチングソーを使って粗加工します。そして最後にもう一度タガネで仕上げます。

加工が終わったら、再び旋盤加工で段をつけていきます。いったん取り外してしまったプレートを「芯ブレ」なく再び取り付けるのは意外と簡単です。
私はこの種の加工をするときは品物をエポキシボンドで接着して固定しています。なぜかというと、一般的にハンディツールはφ3.0以上の工具はセットするようには考えられていません。なので、まずチャックがありません。(3.0mm以下の品物であれば付属のコレットチャックが使えます。)それと今回のように中心以外の場所に穴を明けたり、溝を掘る場合は取り外したほうが作業しやすいからです。仮にチャックで固定した場合、いったん取り外してしまうとセットし直したときの芯ブレをなくすのはとても大変です。ちなみにこの方法でも、ハンディツール側に取り付けた治具は芯出ししたら加工が終わるまで取り外しません。

プレートを再び接着します。当然、ただ取り付けただけでは中心はズレています。そこで接着剤が硬化する前に品物を回転させて爪を当てて軽く押してやります。始めのうちは指に振動が伝わってきますが、品物が中心に向かって動いていくと、やがて振動が止む場所が見つかります。そこが回転中心です。そうしたら、回転を止めて接着剤を硬化させます。ここでのポイントは接着剤が硬化しだしてからおこなうことです。エポキシボンドはA剤とB剤を混ぜ合わせた直後はほとんど接着力はありません。取り付けた直後に回転させるとすぐに品物が飛んでいってしまいます。あと、硬化を待つあいだはなるべく垂直に立てておいてください。傾いていると自重で品物が動いてしまいます。指先の感覚だよりですが、おそらく0.05mm以下の精度で芯出しできていると思いますよ。品物の形状が直径より全長のほうが大きい場合、つまり棒状のものは接着面積が小さくなるのでこの方法は難しいです。板状の品物に限るかもしれません。

段を加工したら、リブになるプラ板を接着していきます。前回のホイールカバーでは痛い目に遭いました!同じ轍は踏まないように気をつけましょう!それぞれのプラ板の大きさは揃える必要はありません。接着が終わったら削ってカタチを揃えてしまえばいいからです。最後にボルト類を追加して完成です。

テキストのみで申し訳ありませんが、加工手順をおおまかに書きました。このように自作した部品が「カチッ」とハマったときはとても嬉しいものです。皆さんもぜひ試してみてください!
参考までにハンディツール(リューター)は回転数を調整できるものをお薦めします。3,000~5,000r.p.mぐらいが適切です。それより高速だと刃物を当てたときの摩擦熱で品物がやられてしまいます。
最後に目は必ず保護して作業してください。飛散した削粉や刃物はとても危険です。

完成です。
It’s completed.

仮組み。
Temporarily installation.

 
 
最後にリアカウルを一部修正しました。これは微妙な外観のラインを変えただけなのでわくりにくいと思います。どこを変えたかというとホイールアーチの頂点より後ろの面を低くしていき、カウル後端で約1mm低くなるように削りました。
Modified rear cowl. Lowered more.

実は今回もこの製作記をモデリングフォーラムに投稿しているのですが、やはりこの点についての指摘がありました。前回のエンジンのように機械的に違いがハッキリしていれば分かりやすいのですが、外観上のラインの違いになるとなかなか言葉では伝わりにくく、しかも英語となると、ほとんど何を言っているのかわかりません。そこで思い切って「どのように修正したらより良くなるとあなたは思いますか?」と尋ねてみました。

まぁ、これで「スルー」されたらこのままにしておこうと思ったのですが、「個人的な意見ですが」という前置きのうえで、先方は裏づけとなる根拠を交えてとても丁寧に説明してくれました。おまけにイベントで撮影した実車の画像を提供してくれてました。私のほうも「そう言われてみれば・・・」と感じたので、指摘に沿うように修正してみました。

このように製作記を書いていると、それを見てくれた方が適切なアドバイスをしてくれるときがあります。その全てを取り入れるわけにはいきませんが、個人的に良いと思ったものはどんどん取り入れていきたいと考えています。このように前回の956から幾人かの知己を得ることができました。本当にありがとうございます。

今回の製作記はだいぶ長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回も足回りを続けます。

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